1.)準備
(1)open-webkit-sharpをダウンロードする
.Net Frameworkで使用できるWebkitのラッパーはWebkit.Netとopen-webkit-sharpの二つがあります。Webkitの新しいビルドに対応しているopen-webkit-sharpを使用します。
以下から最新のビルドをダウンロードします。
http://code.google.com/p/open-webkit-sharp/
ダウンロードページは以下
http://code.google.com/p/open-webkit-sharp/downloads/list
上記から最新のビルドを入手します。
ここでは「 OpenWebKitSharp 3.0.1.0023.rar 」を使用します。
OpenWebKitSharpが動作しないときはここを参考にしてランタイムライブラリをインストールしてください。
2.)open-webkit-sharpをビルドする
ダウンロードしたOpenWebKitSharpのパッケージを解凍します。
解凍されたディレクトリからOpenWebKitSharp_2010.slnをVisualStudioで開きます。
(この例では、VisualStudio2010を使用しています。)
ビルドする構成を「Release/x86」に変更します。
ソリューションを右クリックし、「ソリューションのビルド」を選択します。
「OpenWebKitSharp」をビルドします。このビルドを行わないと、WebKit.Interop.dllに関連づけられたOpenWebKitSharp.dllがコピーされません。
ビルドが終わると「build」フォルダにサンプルプログラムと、実行に必要なファイルがコピーされます。
「Example.exe」を実行し、Webkitが動作できることを確認します。
3.)WPFアプリケーションを作る
(1)WPFアプリケーションのプロジェクトを作成します。
(2)対象のフレームワークを「.Net Framework 4」に変更します。
(3)参照設定に「build」内の「OpenWebKitSharp.dll」と「WebKit.Interop.dll」を追加します。
(4)参照設定に「System.Web」を追加します。
(5)WindowにWindowsFormsHostコントロールを追加します。
XAMLのソースは以下になります。
<Window x:Class="TestWebkitWPF.MainWindow"
xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
Title="MainWindow" Height="350" Width="525">
<DockPanel>
<WindowsFormsHost Name="windowsFormsHost1"/>
</DockPanel>
</Window>
(6)Webkitを使う宣言をします。
MainWindow.xaml.csに以下を追加します。
using WebKit;
using WebKit.Interop;
(7)Webkitのインスタンスを作成します。
//Webkitのインスタンス
public WebKitBrowser webBrowser;
public MainWindow()
{
InitializeComponent();
//Webkitのインスタンスを作成する
webBrowser = new WebKitBrowser();
}
(8)WebkitのインスタンスをWindowsFormsHostに割り当てます。
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e)
{
//WebkitのインスタンスをWindowsFormsHostに割り当てる
windowsFormsHost1.Child = webBrowser;
//初期URLを設定する
webBrowser.Navigate("http://www.yahoo.co.jp");
}
4.)サンプルコードのダウンロード
以下からダウンロードしてください。
TestWebkitWPF.zip
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